4月から大学生になり初めての一人暮らしをスタートすることになったら、
まず心配なのは生活費のやりくりですよね。
どんな費用がかかるのか、生活費は毎月いくらくらい必要なのか。
一人暮らしの生活費は実家とは全く違うものですから、
どんぶり勘定でスタートすると後々ピンチに…
なんてことになる前に、生活費とはどんな費用がどれくらいかかるのかを把握しておきましょうね。
学生の一人暮らしにかかる費用は平均いくら?
家賃を除く学生の生活費の平均的な金額
学生の生活費と一言で言っても、仕送り額やアルバイトの収入などで大きく左右されます。
実際の大学生の生活費をタイプ別に見てみますと、
きっちり節約するタイプで月5万円~
自炊頑張るタイプで月7万円~
自炊はむりだけど贅沢はしないタイプで月10万円~
おしゃれして遊びたいからがっつりバイトタイプで14万円~
といった感じです。
この平均は9万円になりますね。
住居がアパート・マンションか、下宿などの風呂トイレ共同かなどでもかなりの出費の差がでてきますので、
次章の内訳の項目でご自分の必要経費の概算を見て下さいね。
学生生活費調査から計算される平均生活費
学生の一人暮らしにかかる費用の平均をリサーチていて発見した調査結果に驚きの数字が!
日本学生支援機構が大学生に学生生活費を調査したもの。
仕送りの有無、奨学金の有無をわけず、
学生生活にかかっている1年間の平均費用から単純に計算すると
アパート・マンション・下宿などから通学する学生の1ヶ月の生活費の平均は…
家賃含めて8万4千円 ほど
え!!??
ちょっと待って下さいね!
学生生活費の平均額が年間2,185,100円
うち学費の平均額が年間1,175,500円
差し引き1,009,600円
12ヶ月で割ると……上記の金額に。
おっと。
この調査、学生寮は除かれていますが下宿住まいが含まれています。
東京で1人でアパートを借りてこの金額は…
節約名人もびっくり生活になってしまいますよね。
この金額はあくまで、
下宿またはルームシェアで家賃・水道光熱費が激安定額、あわよくば食事までついてる環境でなら可能になる数字ですね。
学生の一人暮らし 生活費の内訳
生活費の内訳
学生の生活費って具体的になんの費用がかかるのか、
新生活の予算を立てるのにもきちんと把握しておきたいところです。
一人暮らしの生活費の内訳と、平均的な金額を上げてみますので参考にしてくださいね。
電気代 | 3,000円 |
水道代 | 3,000円 |
ガス代 | 3,000円 |
食費 | 25,000円 |
生活用品費(洗剤などの日用品) | 4,000円 |
通信費(スマホ・ネット) | 12,000円 |
交際費 | 10,000円 |
雑費(服飾費・美容費・娯楽費) | 15,000円 |
学業予備費(資料書籍など) | 5,000円 |
合計 | 80,000円 |
+交通費と予備費 |
さらにゼミのお付き合いやサークル活動によって出費項目が増えることも。
食費は自炊する前提の価格。
通信費は格安スマホ+ポケットWiFiにすればもう少し安くできるかな?
予備費の貯蓄はしなくちゃだめ?
はい。
予備費は取っておいたほうが断然良いです。
不意な出費は必ずと言っていいほどあります。
たとえば、
電気代は夏冬の冷暖房でうっかりすると倍額になってしまいます。
食費は25,000円で抑えるとしたら、1日辺り830円。
1食276円に抑えないと達成できません。
試験前や体調が悪い時など、どうしてもコンビニや外食を利用することがありますね。
内訳に入ってないですが、忘れてはならない医療費。
怪我や病気は気をつけていても不意にやってきてしまったりするものですから…
他にも、生活必需品が壊れた!とか以外と出て行くものなんです。
普段からの節約と貯蓄ができれば一番ですが、本当に緊急の時のために
クレジットカードを1枚持っておくといいかもしれませんね。
一人暮らしの生活費 東京は高い?
東京は物価が高い とよく言われますが、実際はどうでしょうか。一人暮らしの生活費としては、もちろん家賃は地方に比べて高いですが、
食料品や生活用品は買う場所を選べば、東京都内でも地方と同価格で買えます。
土地が高いから家賃や駐車場が高い。
駅前などの土地が高い場所にあるお店なら物価も高い、ということ。
地方の車通学に比べれば、東京の電車バス賃は逆に安くなる場合が多いですし、
洋服などもお店がいっぱいあるので安いお店ももちろんあります。
東京で高いなーと思うものは、
家賃、駐車場、ファミレス以外での外食、大きいチェーン店じゃない美容室くらいでしょうか。
東京での一人暮らしは、安いお店を見つけておけば生活費が高く付くことは避けられます。
時間がないなどの理由で、駅前のスーパーで食材を買ったり外食をすることが多くなってしまえば、
東京の物価の高さが一人暮らしの生活費を引き上げてしまうことになります。
自分の一人暮らしの生活費を把握
一人暮らしを始めてから数ヶ月は、とにかく出費をメモしておくことをおすすめします。
少し面倒かもしれませんが、自分の生活水準を知っておけば
余裕がない月でもすぐに気がつけて、節約する習慣が身につきますよ。
スマホがあれば 家計簿アプリ を利用すれば計算の手間が省けますね。
付け方は大雑把でも大丈夫です。
水一本いくら~などと付けなくても、
内訳の章で上げた項目でつけておけば、どこに余裕があってどこが使い過ぎか、
だんだんとわかってきます。
月何日くらいはお風呂に満タンにお湯を張っても大丈夫~とか(笑)
毎日満タンにしてたらガス代がすごいんですよ……。
学生の一人暮らし費用と生活費まとめ
学生の一人暮らしにかかる生活費は、
家賃を除いて7~10万円+交通費と予備費。
過度のストレスがないように生活して、自分の生活費がいくら掛るのか。
だいたい把握できたらバイトのシフトも決められますよね。
お金のことを考えると眉間にしわが寄ってしまいそうですが、
自分の生活水準をコントロールすることは 一生使える能力 となります。
一人暮らしの自分のペースを見つけましょう。
あなたの門出が素敵な道へと続きますように。