プリザーブドフラワーが長持ちする保管場所や保管ケースは?
カビが生えた、花びらが透き通ってきたら?
プリザーブドフラワーをプレゼントでいただいたまま目につくところに飾ってしまっていませんか?
プリザーブドフラワーは長持ちするように加工されているお花ですが、保存方法や保管場所を考えずに飾ってしまうとその寿命がどんどん短くなっているかもしれません。
プリザーブドフラワーを長持ちさせるためにはいくつかの注意が必要です。
この記事では、プリザーブドフラワーの性質に適した保存方法と保管場所やお手入れについてまとめています。
綺麗なブーケを長持ちさせるために参考にしてみてください。
プリザーブドフラワーは保存方法で寿命が変わる
プリザーブドフラワーの保存期間について、一部では10年持つと言われていたりしますが、日本の一般家庭では保存方法を考慮して飾っていても長くて5年ほどで寿命を迎えます。
10年持つのはヨーロッパなど湿気が少ない地域での話で、日本は湿気が多いためにプリザーブドフラワーの寿命が短くなってしまうのですね。
保存期間を5年持たせるにも、保存方法に多少の注意を払う必要があります。
加工が施されていると言ってもやはりもとは生花なので、造花のように取り扱っていてはどんどん美しさが損なわれてしまいますし、1年もしないうちからカビが生えたり花の色が消えてしまうことも。
プレゼントでいただいたりご自分でアレンジした、お気に入りのプリザーブドフラワーを長持ちさせるために、プリザーブドに適した保管方法やお手入れをしてあげてください(・・*
プリザーブドフラワーの保管場所とお手入れの注意
プリザーブドフラワーの保管場所
高温多湿を避けた保管場所へ
プリザーブドフラワーはドライフラワーと違って、水分を含んだ状態で加工されています。
そのために温度や湿度による影響を受けやすく、保管場所にも注意が必要なんですね。
高温多湿な状態に置くとプリザーブドフラワーに浸透させた染料がしみ出し、花の色が透けてしまったり、花びらが割れてしまったりします。
またジメジメの状態が続くと花にカビが付いてしまうこともあります。
直射日光と直接のライトもNG
日焼けが色あせの原因に。
染料で染められているものなので色あせは顕著に起こります。
直射日光は高温になることもあり、花びらのひび割れの原因にもなります。
エアコンの風が直接当たらない場所へ
夏場の高温を避けるためにエアコンの効いた部屋へプリザーブドフラワーを飾ることもあるかと思いますが、直接風が当たる場所はNGです。
風で揺れることで花が擦れて壊れやすくなってしまいます。
プリザーブドフラワーのお手入れ方法
水はあげない
水は絶対にあげないで下さい。
湿度を嫌う性質ですので、水分も同じく大嫌いです。
染料が溶け出したりカビの原因になります。
埃が付いたら
埃が付いてしまったら、風で手短に吹き飛ばします。
ドライヤーの冷風が便利ですが、長時間の使用は厳禁です。
細かに埃を吹き飛ばすには、エアーブロワーが便利ですよ(・・*
埃が密着してしまっている場合は、柔らかい筆で払うか、乾いた布で花弁や葉を一枚一枚優しく拭いてあげて下さい。
プリザーブドフラワーは保管ケースにいれて長持ち
プリザーブドフラワーを湿度の変化や埃から守るために使用したいのが保管ケースです。
特にリビングなど人の動きが多く、エアコンをよく付けるような場所へ置く時は、保管ケースの使用をおすすめします。
保管ケースの中にシリカゲルなどの乾燥剤を仕込んでおけば、湿気を取り除くこともできます。
シリカゲルはお茶菓子などに入っている物を定期的に取り替えてあげるだけでも良いと思います。
ただし入れ過ぎは注意です!
保管ケースに入れずに飾った場合とでは劣化の速度が全然違ってきますよ(・・*
ケースはラッピング材が売っているお店で取扱があると思います。
小さいものなら100円ショップのギフトボックスなども。
ギフトボックス・小物いれ・人形ケース・フィギュアケース・ブーケケース
はたまた水槽やケーキカバーなど色々応用できるものもあるかと思いますので探してみてください。
プリザーブドフラワーにカビが生えてしまったら
プリザーブドフラワーを多湿な場所に置いてしまってカビが生えてしまったという話がよくあります。
カビが生えてしまったら、その場所を ハサミなどで慎重に取り除いて ください。
表面を拭いてカビが取れたように見えても、内部にもカビは生きていますので、どんどん被害が拡大してしまいます。
花びらにポツポツと穴があいてしまった時も、穴が空いた部分を切り除いてあげましょう。
プリザーブドフラワーの保存方法のまとめ
私が初めていただいたプリザーブドフラワーは、ケースを付けずにリビングに置いておいたのですが、1年半ほどで花びらにヒビが入り始めてその後ボロボロと崩れるようになってしまいました。
ケースに入れないでそのまま鑑賞したい気持ちはまだありますが、
一番長持ちしているのはやはり、日陰になっている玄関に置いたケース入りのブーケです。
大切な思い出の品として長く残したい場合は、
高温多湿と直射日光を避けて、保管ケースにいれて飾ることをおすすめします。