5月5日はこどもの日、端午の節句ですがこどもの日ならではの意味を持つ食べ物ってご存じですか?
我が家ではこどもの日の食べ物といえば柏餅、完。くらいに過ごしていましたが、柏餅以外にもいくつかあるんですね~。
そして関西ではちまきが端午の節句の食べ物なんですね。知らなかった!
関東住まいの私は中華ちまきが頭に浮かんで「ちまき食べるの?どんな由来なの?」と思いまして、由来を調べてみたのですが主流の由来ちょっと疑問があるような?
ちまきと柏餅以外にも端午の節句にぜひ食卓に並べていただきたい意味を持つ食べ物がありますので、レシピの工夫と合わせて参考にしていただければと思います(・・*
こどもの日の食べ物で意味を持つものは?
こどもの日に食べるものといえば定番の柏餅だとずっと思っていたのですが、
柏餅以外にもちまきを食べるという事を最近知りました。
なんでちまき?
と思って調べてみたたらちまき(粽)って中華ちまきとは違うんですね!
むむむ(・・。
ちまきについては謎が多かったので詳細は次章で!
こどもの日の柏餅とちまき以外の食べ物
こどもの日=ちょっと食事が豪華な日
というイメージがあって、柏餅とちまき以外にも何か意味を持つ食べ物ってあるのかな~とに思いまして。
それで出てきたのが、
「出世魚」
鰤(ぶり)ハマチ とか 鱸(スズキ) を食べるという説。
端午の節句は江戸時代以降から男の子の健康や立身を願う日となったので、
立身出世のげん担ぎで出世魚を食べるようです。
ぶり(ハマチ)・スズキ以外の出世魚では、マイワシやボラなどが当てはまります。
他には カツオ 。
勝男の語呂合わせですね(・・!
その他には、ぐんぐん成長するようにと願掛けで、 たけのこ 。
粘り強くなるようにとの願掛けでおもち・しんこ餅などがありました。
柏餅、ちまき、その他地方特有の物と端午の節句のお菓子ってお餅だらけなんですよね(・・!
こどもの日にちまきを食べるようになった由来とは
さあちまきです。
柏餅は、鎌倉時代の武家が5月5日「菖蒲の日」を「尚武の日」として男子の成長を祝うようになったのち、江戸時代に柏の葉が新芽が出るまで落ちないことから「子孫繁栄」の意味を込めて、5月5日のお祝いの食べ物となったという由来で知られていますよね。
ちまきの由来は??
関東の人はもしかしたらご存じない方もいるかもしれませんが、京都を中心に関西では定番の食べ物。
端午の節句に食べるのは粽のほう。
発祥地と由来の起源は端午の節句や鯉のぼりと同じく中国だそうです。
すごく簡単に説明すると…
粽が竜を退けることから5月5日は粽を作って厄払いや邪気払いをする日となった。
という由来。
ふむ、この段階ではちまきは食べ物としては使われていないんですね!
それにしてもすごい歴史。中国の楚国って紀元前223年より前の国ですよ!?
しかしこの説、
その後の中国の粽を食べ物とする文献には屈原の故事は記述されておらず、
夏至と端午にちまきを食べると言う記述だけが残っているようです。
ちまきと5月5日は直結しているけど、端午と屈原は直結していない?
- 端午の午を「五」として5月5日を端午の節句とした事
- ちまきを用いた屈原の命日が5月5日であること
- 旧暦の夏至が5月だったこと
- 夏至が厄払いをする日であったこと
日本に伝わったのは平安時代。
端午の節句は5月5日、菖蒲とちまきを用いて厄災を払う風習として伝わったようです。
平安の頃は日本の中心は京でしたから、関西にちまきが根付いているのもうなづけますね。
しかし…こどもの日の食べ物にしては由来がちょっと濃ゆいというかずっしりきます(・・;
こどもの日の食べ物はレシピにひと工夫を
柏餅はデザートで良いとして。
こどもの日に食べるからこその縁起物は、せっかくですからお子様にも食べて欲しいですよね。
ちまきは笹ともち米の組み合わせで大丈夫なので、
お皿に笹もしくは笹に模したキュウリの縦薄切りを敷いて
中華おこわを鯉のぼり型にしてみる。
とか
とか
などなど。
ちまきとブリと筍の煮物がそのまま出ても大人にはごちそうに見えますがw
お子様といっしょに視覚も楽しめるレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか(・・*
おかずはお子様の大好物を是非~~♪
こどもの日の食べ物まとめ
柏餅は江戸時代、江戸発祥で関東に根付く。
ちまきは平安時代、中国から平安の京に伝わり関西に根付く。
ちまきは柏餅よりずっと歴史の長いものだったんですね~
由来はちょっと濃ゆいものでしたが、邪気を祓うという意味の食べ物として二千年を超える歴史があったとは驚きでした。
一度京都の伝統的な粽も食べてみたいものです。
縁起物として意味を持つ食べ物はブリ、スズキ、たけのこ、お餅でした。
ぜひ5月5日のこどもの日のメニューに取り入れてみてください(・・*